仕事上で求められる3つのコミュニケーションスキルとは?

仕事,コミュニケーションスキル

「仕事」は、一人だけでは成立しません。人と関わらずに仕事をするなんてもってのほか。
最近では、SNSの普及もあって、直接的なコミュニケーションを苦手とする人が急増しています。そのため、ネットの掲示板では、人と関わらずに仕事をするにはどうすればいい?という質問が相次いでいるんだとか。
ビジネスをする上で最も重要なスキルの1つ、コミュニケーションスキル。このコミュニケーションスキルの中でも、特に必要とされる3つの能力について、今回はご紹介します。

ビジネスでは常に聞き手でいること

コミュニケーションは、聞き手と話し手の双方から成り立っています。うまい聞き手の人は、相手の話していることをきちんと理解し、適切な反応をすることで、うまく話のゴールへと導くことができます。時には聞き手に徹することで、信頼を生むこともあるのです。

就職活動時の説明会で必死になって相槌を打っている学生をよく見かけますが、あれでは聞き手になっているとはいえません。相槌にも適切なタイミングがありますし、聞いています!と意気込まれると、話し手は引いてしまうものです。
話を聞く時は、適度に相手の目をみながら、軽く相槌を打つ程度でOK。
聞けるけど反応が返せない......という人は、頭の中に常に「ハテナマーク」を掲げておきましょう。瞬時に相手の話を細かく分析し、質問できるところはないかな~と探っていきます。

また、「ミラーリング」という技法もありますよね。簡単に言うと「オウム返し」です。相手が言った言葉を同意の気持ちも込めて、こちらからももう一度伝えてあげるというスキルです。

A「今日、仕事でミスっちゃって......」
B「ミスっちゃったんですか~!」
といった感じに。

聞き上手はビジネスだけでなく、プライベートの上でも信頼を得やすい存在です。普段から自分が話すだけでなく、相手が言いたいことをうまく聞き出す、ということを意識してみるのも練習になるかもしれません。

報・連・相は基本中のキホン

「報・連・相」を聞いたことがない人はいないでしょう。 報告・連絡・相談の頭文字をまとめたもので、仕事上のコミュニケーションスキルとして基本中のキホンといわれています。 ただ、報・連・相が大事だと分かっていても、「いつ」「誰に」「どのレベルで」ということは非常に判断に迷うところではないでしょうか?
そうならないためにも、「報・連・相マイルール」を前もって作っておきましょう。

例えば、簡単な用件は口頭で伝える、報告する相手が忙しそうな時はメールを送信、声をかけられるタイミングで送ったことだけ伝えてみる......など。 想定できる範囲内で構わないので、場面に応じたルールを作っておくと、報・連・相を徹底できるようになり、仕事が円滑に進むかもしれません。

社外コミュニケーションも大切に!

「仕事が終わったらできるだけ早く帰宅したい」という人も多いはず。今日こそ早く帰ると決めた日に限って、飲み会に誘われ、気が向かないままに参加することもしばしばあるでしょう。
飲みニケーションには賛否両論ありますが、仕事とは全く関係のない場所で、職場の人と接するというのは、なかなか貴重な機会です。そのため、宴会や飲酒が必須というわけではありません。「社外コミュニケーション」の方法として、女性同士でお茶する、など自分が参加しやすい機会を設けるのが良いでしょう。

普段は厳しいけど、お酒の席になるととてもいい人だった......なんて話もよくありますよね。仕事から離れた環境で話すことで、相手の新たな一面が見えることがあります。普段聞けないような話を聞け、相手のことを深く知れますし、逆に自分自身を知ってもらうチャンスにもなります。もしかしたら、苦手だった人とのコミュニケーションがスムーズにいくようになるかもしれません。
面倒と感じる方もいるかもしれませんが、たまには飲みニケーションに参加してみるのもおススメです。

人と人が関わるからこそ「ビジネス」が成立します。生まれ育った環境、性格が異なる人が集まるわけですから、得手不得手は誰にだってあるでしょう。
それでも折り合いをつけながら、苦手な人ともコミュニケーションを図らなければ仕事はいつになっても進みません。
デキるビジネスパーソンを目指すためにも、3つのポイントを意識してみてくださいね!

なお、マンパワーグループに正式登録頂いている方は、無料でオンライントレーニングを受講して頂くことが可能です。ビジネススキルコースには、コミュニケーションの講座も豊富にご用意しています。ぜひご活用ください。


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